事務所の理念
裁判所のすぐ近くで日常的に裁判情報に接し,関係者と会い,議論しています。
そうした仕事を続けてきて得た結論は,裁判は人の生業そのものです。
様々な「人」がいます。答は人ほどに様々にはないはずです。昔,どのような流儀にも対応するのが武道の奥義であったとすれば,どのような議論にも答えの筋道を示すのが専門家としての自負といえるでしょう。
いえ,弁護士の話ではありません。専門家という職業に等しく当てはまる理念です。
紛争解決にあっても,確かな視点がなければ裁判所の共感を得られません。相手方や関係者の共感も得られません。小説ならば作者の構想にしたがって物語が展開しますが,裁判には関係者の筋書きを鳥瞰できる場が用意されていません。
すぐに見えないけれど事件解決への筋道が隠れています。これを見つけて辿れば,目的地を間違えることはないのですが,見つけるのが難しいことも時にあります。
事件をとりまく環境や歴史が見えにくくするのです。
環境と歴史を知ることから,人の生業への理解が始まります。
事務所が研鑽の場であり,共感の場であり,解決の場でありたいと念願しています。
自己紹介
弁護士業も道半ば
中山嚴雄(なかやまいつお)
経済活動が地球規模で行われ,南欧,東欧の国の経済の変動が日本の経済にすぐ影響する時代です。
大阪という地域にいて,自分が何ができるのか,いつも考えています。
経済とともに,人の考えも広域化し,情報は共有化されています。
私ももう高齢の域ですが,意識まで若者に引け目を感じている暇はありません。
高齢化社会とは,高齢者の知恵を生かすべき社会のことだと考えています。
知恵が正確に伝承されないと,若者の意識との隔差が大きくなり,予想もしないような事件が生じます。
学校で学ぶことは人生のごく一部,会社で知ることも一部です。本やマニュアルの知識は大切ですが,これらに書いてないことの方がすぐ役に立つかもしれません。
生きた社会は,理屈を越えたところで動いています。
感情や情念は,人を動かす最大のエンジンです。
そして真の納得は深い知恵から生まれます。
法律の仕事は,多くの人生を豊かにする手段として意味を持ちえます。
豊かな気持ちで人と社会に向き合う事が私の目標です。
亡くなった友人書道家の達筆が,まだ道中だよと囁いています。
山路来て なにやらゆかし 菫くさ
(芭蕉)
依頼者とのコミュニケーションを大切に
中山博雄
弁護士事務所にご相談に来られる方は少なからず不安を抱えておられると思います。
私は、事件処理に際しては、依頼者の方とのコミュニケーションを大切にしております。
その中で、依頼者の方の不安をできる限り取り除き、かつ最善の解決策をご提供できるよう努めてまいります。
一生懸命をモットーに
宮下泰彦
弁護士事務所を訪ねてこられる依頼者の方々は,どなたも例外なく大変な問題を抱えて来られます。
依頼者の方々と一緒に悩むことは大切ですが,それだけでは,事件は解決しません。
だからこそ,私は,いつも明るく元気よく,笑顔で依頼者の方々のために,一生懸命がんばります。